どうも、カジヒラです。
今回は「AVerMedia GC551G2」というキャプチャーボードをレビューしていきます。
自分は過去に「Elgato HD60 S」というキャプチャーボードを利用していたのですが、古いキャプチャーボードから変えたいと思い、2023年1月29日に「AVerMedia GC551G2」というキャプチャーボードに変えました。
GC551G2の正式名称は「AVerMedia LIVE GAMER EXTREME 3 GC551G2」ですが、まあ使えれば良いです。初めてのAVerMedia製品のキャプチャーボードなので、多少は戸惑いもしましたが、今では平然と使いこなしています。
ちなみに、僕が使っているGC551G2はホワイトバージョンです。
こっちがブラックバージョン、まあデフォルトですね。
色が違うだけで中身は変わりありません。
そこで今回、「AVerMedia GC551G2」というキャプチャーボードを正直レビューしつつ、基本情報と注意点、メリットとデメリットについて紹介していきます。
GC551G2を購入してゲーム配信される方は是非、本記事を参考にしてみてください。
【購入前必見】AVerMedia GC551G2の基本情報をまとめ
【画像有り】本体とパッケージ
本体はこちらです。
パッケージはこちらです。
パッケージの中はこちらとなります。
付属品はこちらです。
その他にHDMIケーブルとUSBケーブルも入っていたのですが、すでに僕が使っているので、撮影できませんでした。
まあ、こんな感じとなります。
製品仕様
接続インターフェイス | USB 3.2 Gen1端子(Type-C) |
---|---|
入出力端子(パススルー) | HDMI 2.0、3.5mm LINE端子(3極)※HDMI入力音声とLINE入力音声をミックスすることはできません。 |
VRR(可変リフレッシュレート) | 対応(パススルー) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(パススルー) |
最大入出力解像度 | 3840×2160@60fps / 2560×1440@120fps / 1920×1080@240fps |
最大録画解像度 | 3840×2160@30fps / 2560×1440@60fps / 1920×1080@60fps |
エンコード方式 | ソフトウェアエンコード |
本体寸法 / 重量 | 112.5 × 66.1 × 20.9(mm) / 約85g |
使用温度 / 湿度範囲 | 0~40℃ / 90%以下(結露なきこと) |
対応ソフトウェア | RECentral、サードパーティー製ソフトウェア |
GC551G2で、OBS Studioという配信ソフトを使って配信することもできます。
僕自身、OBSでTwitchでゲーム配信していますしね。
動作環境(PC)
対応OS | Windows® 11 / 10(64ビット版) |
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接続インターフェイス | USB 3.2 Gen1 / USB 3.1 Gen1 / USB 3.0ポート(UVC・UAC対応、プラグ&プレイの簡単接続) |
デスクトップパソコンの場合 | ・CPU:Intel® Core™ i5-6XXX 以上 ・グラフィックボード: NVIDIA® GeForce® GTX 1060 以上 ・メインメモリ: 8GB RAM(* デュアルチャンネル必須) もしくはそれ以上推奨 |
ノートパソコンの場合 | ・CPU:3.6 GHz クアッドコア Intel® Core™ i7 以上 ・グラフィックボード: AMD Radeon™ Pro 555(2GB VRAM) 以上 ・メインメモリ: 8GB RAM(* デュアルチャンネル必須) もしくはそれ以上推奨 |
スペックの高いパソコンであれば問題ありません。USB3.0の差込口があれば、その他のスペックの要件を満たせば、問題なく利用できます。
動作環境(Mac)
対応OS | 対応OS:macOS 11 以上 |
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接続インターフェイス | 接続インターフェイス:USB 3.2 Gen1 / USB 3.1 Gen1 / USB 3.0ポート(UVC・UAC対応、プラグ&プレイの簡単接続) |
デスクトップパソコンの場合(iMAc) | ・CPU:3.6GHz クアッドコア Intel® Core™ i7 以上 ・GPU:AMD Radeon™ Pro 555(2GB VRAM) 以上 ・RAM:16GB 2400 MHz DDR4 もしくはそれ以上推奨 |
ノートパソコンの場合(MacBook Pro) | ・CPU:2.8 GHz クアッドコア Intel® Core™ i7 以上 ・GPU:AMD Radeon™ Pro 555(2GB GDDR5 メモリ) 以上 ・RAM:16GB 2133 MHz LPDDR3 もしくはそれ以上推奨 |
Macは使ったことがないので、詳しいことはわかりません。
ブログで儲かって、月10万円以上の安定した収入を得たら、Mac買ってみようかと思っています。
AVerMedia GC551G2の特徴
GC551G2の特徴を以下にまとめました。
- 4K/30fpsで録画が可能
- VRRパススルー対応
- HDRパススルー対応
- 本体の色が黒と白ある
4つの特徴をそれぞれ挙げて、解説していきます。
4K/30fpsで録画が可能
4K/30fpsで録画が可能です。
確かに、4Kなら映像がキレイですし、モニターの中にもうひとつの世界があるんじゃないかって思えてしまいます。
だけど僕自身、4Kで録画できるようなパソコンや機材は持っていないので、4K録画をやったことがありません。
仮に儲かっても、4Kで録画するようなことはないでしょうね。
VRRパススルー対応
VRRとは「Variable Refresh Rate / 可変リフレッシュレート」を意味し、簡単に説明しますと、映像が滑らかになる機能です。
GC551G2はVRRパススルーに対応しており、モニター自体がVRRに対応していれば、その機能を利用することが可能です。
とはいえ、僕が使っているゲーミングモニターがVRRに対応していないので、実際どんな映像になるのかはわかりません。
HDRパススルー対応
HDRパススルーに対応しています。HDRとは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」を意味しますが、映像がリアルみたくキレイになるという認識で問題ありません。
みんな使っている、代表的なパススルーですね。僕も知らずのうちに使っています。
本体の色が黒と白ある
GC551G2の本体は、黒と白があります。色が違うだけで中身は変わらないので、好みで選んでも良いでしょう。
黒の本体が普通色、デフォルトです。
【購入前必見】AVerMedia GC551G2の注意点!必ず確認すること
GC551G2を購入する前に、以下の注意点を確認してください。
- 4K配信は不可能
- VRRの録画と配信は不可能
- HDRの録画と配信は不可能
3つの注意点をそれぞれ挙げて、解説していきます。
4K配信は不可能
4K録画はできても、4K配信は不可能です。
それを理解した上で購入しましょう。
VRRの録画と配信は不可能
VRRの録画と配信は不可能で、可能なのはパススルー出力だけです。
この点についても注意しましょう。
HDRの録画と配信は不可能
HDRの録画と配信は不可能で、可能なのはパススルー出力だけです。
注意してください。
AVerMedia GC551G2の使い方
GC551G2の使い方を紹介していますが、僕個人のやり方であることをご理解ください。参考になれば幸いです。
その1.公式サイトの製品ページを経由してドライバーをダウンロード
GC551G2の製品ページにアクセスしてください。
ページにアクセスした後、下にスクロールして、ダウンロードマネージャー「AVerMedia Assist Central」を選んでダウンロードします。
ダウンロードした「AVerMedia Assist Central」を選んで、インストールしてください。
データをダウンロードするとき「失敗 – ウイルスを検出しました」と表示されてダウンロードできない場合があります。
誤作動によるウイルス検出と思われ、データ自体にウイルスなど危ないものは含まれていません。含まれていたら、とっくの昔にニュースになっているでしょう。
ダウンロードできない場合、Google Chrome以外のプラウザ、Microsoft Edgeを利用して、ダウンロードを試してみてください。僕はやってみたのですが、無事にダウンロードできました。
その2.OBS Studioをダウンロード
データをダウンロード、インストールできましたら、OBS Studioという配信ソフトをダウンロードします。
すでにダウンロードして、使っているのなら、この見出しを飛ばしていただいても問題ありません。
OBS Studioの公式サイトにあるダウンロードページでダウンロードできます。
インストールしたら、次に行きましょう。
【画像有り】その3.こうやってOBSを設定すれば音ズレは起こらない
ゲーム配信初心者あるあるで、壁にぶつかるのが「音ズレ」です。
音ズレとは、映像と音声がズレてしまうことを言い、音ズレしてしまうと満足なゲーム配信を提供できずにいます。
まずはOBSを起動し、以下の方法でやれば、音ズレ解消は見込めます。
まずは「デスクトップ音声」にある縦3点のアイコンを左クリックして、「プロパティ」を選択。
緑の背景は気にしないでください。
話しを戻しますが、「デバイスのタイムスタンプを使用する」のチェックを外す。
すでにチェックが外れている場合は問題ありません。先に進みましょう。
次はキャプチャーボードです。GC551G2をUSB接続した状態にしておきます。
その準備を終えた後、「ソース」の欄にある「+」を左クリック。
「映像キャプチャデバイス」を左クリック。
「OK」をクリック。
デバイスを「Live Gamer EXTREME 3」を選びます。
さらに下にスクロールして、「音声のみをキャプチャ」を選びます。
そして「OK」を左クリック。
これで音ズレ対策は完了です。
AVerMedia GC551G2のメリット
僕が感じた、GC551G2のメリットを以下にまとめました。
- コスパが高い
- パススルーに対応していること
- 外付けであること
3つのメリットをそれぞれ挙げて、解説していきます。
コスパが高い
4K録画できるキャプチャーボードでありながら、約2万円で買えるものです。
同等のスペックを持つ「Elgato Game Capture HD60 X」があります。
価格は22,000円(税込)で、GC551G2の価格は約2万円です。※2024年6月16日時点
価格で見ると、GC551G2のほうが安いというわけです。
パススルーに対応していること
パススルーとは、USBとは別に、HDMIでモニターに出力する機能のことを言います。
別のモニターで、遅延なくゲームできるという認識で問題ありません。
キャプチャーボードをUSBで接続しながらゲームしても良いのですが、それだと若干ながらの遅延があります。
パススルーを使って、別のモニターで変わりなくゲームができるというわけです。
外付けであること
見てわかりますが、GC551G2は外付けタイプのキャプチャーボードです。
内蔵タイプのキャプチャーボードもあるのですが、デスクトップパソコンしか対応しておらず、取り付けるのも面倒くさいというデメリットもあります。あと、価格も高いです。
USB接続の外付けキャプチャーボードであれば、PCスペックさえ満たせば、どのようなパソコンでも問いません。
AVerMedia GC551G2のデメリット
僕が感じた、GC551G2のデメリットを以下にまとめました。
- 付属品に不満がある
- 長く使うと熱がこもる
2つのデメリットを次に挙げて、解説していきます。
付属品に不満がある
GC551G2の付属品に、HDMIケーブルとUSBケーブルがあるのですが、ちょっと不満を感じましたね。
理由は、ケーブルの長さが足りないからです。だから僕は、別のHDMIケーブルとUSBケーブルを購入しました。
おすすめの商品です。このHDMIケーブルとUSBケーブルであれば、無難なくキャプチャーボードを使いこなせるでしょう。
長く使うと熱がこもる
GC551G2を長く使うと、どうしても熱がこもります。熱暴走と言いますか、それ以上に温度が上がると、どうなるかわかりません。壊れることぐらいしか想像できません。
対策としては、通気性の良いところにキャプチャーボードを設置することです。それだけでも温度を下げることができます。
温度が上がるなら、ヒートシンクをGC551G2本体に取り付けて、温度を下げるようにするという方法もあります。
僕は使わないとき、USBケーブルをキャプチャーボードから外しますね。
まとめ
AVerMedia GC551G2について紹介し、レビューしましたが、ゲーム実況者におすすめできるキャプチャーボードです。
実際、僕はこのキャプチャーボードでゲーム配信していますし、数年間は使い続けるでしょう。
AverMediaのキャプチャーボードを購入するなら、僕はGC551G2をおすすめします。
それでは、良いゲーム配信ライフを…。